2017-02-04

21 Sat. - 一葉記念館

ライフスタイル

樋口一葉「にごりえ」についての展覧会が開催されているとのことで、一葉記念館に行ってきました。
www.taitocity.net

「にごりえ」は学生のときに、文語体なので古語辞典を引きつつ読んだ記憶があります。ずいぶん前の小説なのに、女性の強さが生き生きと描かれているのと、特にラストシーンの映像的な文章に驚いた記憶があります。

ということで印象深い作品の一つなので、展覧会があると知って見に行きました。

一葉記念館は東京メトロ日比谷線三ノ輪駅が最寄り、大通りから少し入ったところにあります。コンクリート打ち放しの、現代的といってもいい内装で、休日ながら静かで清潔感のある施設でした。

入場料はおとな300円。入場時にもらえたもの。

常設展、そして「にごりえ」についての特別展を通して、一葉自身が体験した当時の文化、そして個人的な人間関係が作品に強く反映されているのだなあ、と思いました。遠い記憶ですが、自分のイメージからすると意外でしたね。

また、直筆原稿がたくさん展示されていたのですが、書のの美しさが印象的でした。

2017-01-21

2017/01/15 Sun. - イスラーム映画祭2

ワールドミュージック

Twitterでたまたま見かけた、「イスラーム映画祭2」に行ってきました。
islamicff.com

会場は渋谷ユーロスペース。

期間中に複数の作品が上映されるイベントなのですが、わたしが見たのは、「泥の鳥」という作品。
youtu.be
特に意図して選んだわけではなくて、長すぎないものというのと、あとは自分の予定から考えて決めました。

ねたばれしないようにどんな映画かと書いてみると、

舞台はバングラデシュ。大きなドラマがあるわけではないけど、登場人物それぞれに悩みを抱えていて、それは宗教と関わりがあったりなかったり。やがてバングラデシュ独立戦争の影響がそれぞれの人生を揺り動かす。合間には伝統音楽である「バウル音楽」が象徴的に登場する。

といった感じでしょうか。

ストーリー展開のパワーで引っ張っていくというのではなく、登場人物それぞれの心情をていねいに描いている映画、という印象でした。
カンヌで賞をとったらしく、そう言われるとわかる気がするな、と思いました。フランス映画みたいだな、と思ったんですが、クレジットを見ると「バングラデシュ＝フランス」とあるので、ああやっぱり、と。

イスラーム映画祭2はこの記事を書いている日の前日の1/20には東京での開催が終了。1/21からは名古屋、3/25からは神戸で、それぞれ開催されるそうです。